鈴木彰宏監督レポート
今回のワールドカップは、元読売巨人軍の仁志監督の下、国内の少年硬式野球団体から推薦・選出された18名の選手で日本代表として参戦しました。
ルールは、リトルリーグよりもグラウンドサイズが一回り大きく、リード、変化球も認められる一般の野球のルールの下で行われます。使用した球場は、台湾プロ野球球団の本拠地として使用されている球場を、U-12ワールドカップに併せてグラウンドを改修し開催されました。
各国の代表選手は、日頃、リトルリーグでプレーする選手も多いようで、台湾の選手には8月のリトルリーグワールドシリーズにも出場する選手も今大会に出場していました。
開催された台湾では、連日、試合の模様がテレビ中継されるなど非常に注目度も高く、移動もパトカーが先導されるなど国を挙げて大会を盛り上げていることを肌で感じました。
日本チームは、仁志監督の「日本代表のユニフォームを着て戦う以上、世界一を目指す。ただ、野球を楽しむために行くのではなく、勝負はもちろんのこと、彼らが野球選手として大きく変わるきっかけも見つけてほしい。世界で戦う中で、野球に対する思いや、チームメイトとの接し方など、気付くことはたくさんあるはず。そのためにも、まずは一生懸命やることを大事にしてほしい。一生懸命に取り組むことで、将来に向けての貴重な経験を積むことができる。」との方針の下、戦いに望み、1次ラウンドをグループ3位で通過し2次ラウンドの結果から残念ながら決勝戦に進むことはできませんでしたが、選手を始め我々スタッフも貴重な体験を得ることができました。決勝戦のアメリカvs台湾の試合を球場で観戦し、超満員の観客で溢れる球場でのナイトゲームは、是非戦ってみたかったと強く感じました。
今回の大会を通じて、言葉も通じない慣れない環境の中で戦うためには「一人ひとりが自立すること」が非常に重要だと感じました。野球選手として、普段の生活から「自分のことは自分でする」習慣を身に着けることが大切ではないかと強く感じた大会でした。
次回大会は、2年後の2017年に今回と同じ台湾・台南市で開催されると聞いております。是非、多くのリトルリーガーが出場できることを願っております。
【侍ジャパン公式HP】
http://www.japan-baseball.jp/jp/team/12u/
【JTBスポーツブログ 大会レポート】
http://sports.jtb.co.jp/blog/?cat=3&paged=2
【大会の様子】